あれから

2016年4月3日 思うこと
桜を見ていつかの春を思う、
私が幼かった日々のこと。

幼いがゆえの無邪気さで、
日々を夢中で生きて、
心から喜び、涙し、大怪我もした日々。

自分なりに人の心を知り、
時は巡って、少しずつ大人になっていった私は
あの時のように、また傷を負わぬように慎重になり
もう平気、あの頃は幼かった、と
したり顔をしていたりする。

生きる中で身につけた知恵もあるだろう、けれど
自分を守るために閉めた、
もう一度開けないといけない扉があるのかもしれない。
置いてきた何かを思う時、
古傷が疼くし、
もう人のせいにもできない。

桜を見て思う、咲くことをけちらない花は美しいなと。
私もまた諦めないで、
散ることを、素直に表すことを恐れないでいたい。

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